死ね!という言葉を言われてしまいました・・・。

私も毎日仕事や、生活をしていますと、色々な人に出会い、色々な場面に遭遇します。
良い言葉、嬉しくなる瞬間、楽しい時間に出会えるときもたくさん有ります。

でも、その逆も有ります。
腹が立つことを言われたり、時には心から怒りを起こしたくなるような言動を投げかけられることです。

本当にそのときは、私もこころカウンセラーという肩書を忘れてしまいそうになるぐらい、腸が煮えくり返る想いになるときも有ります。
これは、相手も人間であるし、私自身も人間であるからです。

相手が私自身にとって腹が立つことをしたり、言ったりしたときに、心得ておきたい心の在り方についてブログに書いてみたいと思います。

死ね!という、残酷な言葉をかけられました

実は先日、私は『死ね!』という言葉を連続して吹っ掛けられました。

普段穏やかに過ごすようにしている私も、やっぱりさすがに腹が立ちます。
イライラしますし、言い返したくなりました。

言葉は急にかけられますし、相手が何を言うのかというのはもちろん予測が出来ないですよね。
やっぱり人が喜ぶ言葉を言われると、素直に嬉しくなりますし、舞い上がりますよね。
これは、人間の素直な心情です。

逆に、嫌がる言葉をまともに言われると、腸が煮えくり返るし、言い返したくなるし、怒りの感情がふつふつと湧き上がってきますよね。
嫌がる言葉を言われて、喜ぶ人なんてほとんど居ないでしょう。
これも、人間の素直な心情です。

死ね!、くたばれ!、消えろ!

こんな言葉を平気で使う人というのは、言われた方から見たら、強さも感じることも有るでしょうし、どんなに図太い神経をしているのだろう・・と、相手を疑いたくなります。

勿論、相手にとってみたら、本気でそれを思って言っていなくても、相手の気持ちに残ります。

言葉というものは、人の心に残ります。
言った方は忘れていても、言われた方はいつまでも残るものです。

それは、期間なんて関係なく、ずっとその人が生きている限り残ることも有るのです。

言われた方は、もう関わりたくない、繋がりたくないと、切り離してしまいたくなりますが、それが出来ない事情も有るでしょうし、そこが人間関係の難しさでも有るのです。

相手は自分に、手本となって見せてくれている

では、言われっぱなし、やられっぱなしで、済ましてしまうことは出来るのでしょうか?
それは出来ません。

では、どうすれば良いか?

ああ、相手にこういう言葉を言ったら、相手がどんな気持ちになるかを見せてくれているんだな。
一見、強さを見せるような言葉だけど、その言葉を言うことでしか、自分の気持ちを満たせないのかな。

相手はそうして、自分に言葉で伝えるよりも、実際に見せて、分かりやすい見本となって、私に教えてくれているのだなと受け取ることです。

言葉でいくら教えられても、分かることも有れば、分からないことも有ります。
これは、例えば心理学を何時間も学んで理解できることも有れば、専門用語や理屈ばかりで、全く頭に入ってこないことと同じです。

いくら方法を聞いていても、教えられても、頭では分かっていても、自分の心に残っていないから、右から聞いて左から抜けるような感じになっているのです。

だから、相手がわざわざ悪役になって、私自身に分かるように教えてくれているのだと、むしろ相手に感謝することです。

そして、言葉について大切なことを書きますと、自分も言葉を発するかわりに、相手も言葉を発します。
これは当然のことです。

その言葉を受け取るのも、受け取らないのも、最後は自分の自由です。

相手が言ったからと言って、必ず100%全部受け止めろというのではなく、自分にも言葉を受け取る、受け取らないという自由が有るのです。

だから、自分の気持ちを守るために、良い言葉だけを受け取れば良いのです。悪い言葉は一切受け取らなくて良いのです。

言葉のやり取りをしなくては、会話にならないのではないか?ということを言われるかもしれませんが、それは違います。

 

本当のコミュニケーションというのは、お互いが喜ぶ言葉だけを受け取りあうやり取りだということ。

誰が聞いても怒るような嫌がる言葉は、受け取らないというのも、コミュニケーションとしては大切なルールです。

特に、親しくなればなるほど、このコミュニケーションの難しさを感じるかもしれませんね。

 

まとめ

何度も何度も同じことを言うようですが、言葉は間違いなく生きています。

たった一言、何気ない言葉が相手を活かすことも有ります。
逆に苦しめたり、悲しい想いをさせることも有ります。

言葉には慎重に、みんなが喜ぶ言葉遣いをしたいものですね。

京都カウンセリングスペース T’s room
こころカウンセラー
森山太陽

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