自分の心のメンターの持ち方

ご自分の中で、何か不安になるとき、どうして良いのか分からなくなるときに、誰かに相談したいと思ったとき。

自分の周りには、心から相談出来る人が何人居るでしょうか?

私は自分の本当の心から相談できる人、メンターというのは私は1人、もしくは本当に少人数で良いと思います。

たくさん居れば、それに越したことは有りませんでしょうし、それだけたくさんの人から色々なアドバイスをもらえることになります。
たくさんの人が居れば居るほど、自分はたくさんの人に心配してもらえているんだ・・・とどこか安心した気持ちになりますし、自分の応援者がたくさん居ることに満足した気持ちになるかもしれません。

でも、世の中にはたくさんの人が居れば居るほど、それだけ考え方や受け止め方もその数だけ有るわけです。

自分では心から信頼していた人であっても、実は相手はそう考えていなくて、周りに広げようとしたり、自分とは違った考え方を持つ人も居ます。
これは、紛れもない事実です。

自分の考えを相手に共有、強制することも出来ません。
相手がどういう考えで、どう受け止めるかは相手の自由ですから。

私もこれまでに、色々なケースを見てきました。

例えば、たくさんの人に相談はしたけれども、自分の思うように受け止めてはくれずに、むしろ相談した相手からまた別の相手に相談事をシェアされてしまった・・・という方は居ました。

たくさんの人に共感してもらう、自分の考えている通りに受け止めて、メンターのように自分の気持ちに寄り添って、アドバイスをしてくれる人というのは、数える人数でしかないと私は思います。

自分が信頼できる心のメンターの見つけ方

では、どのようにして自分が本当に心から信頼できるメンターを見つけたら良いのでしょうか?

私が思うメンターの見つけ方のポイントは、普段の『コミュニケーション』に有ると思っています。

コミュニケーションに何のヒントが有るのですか?と聞かれる方も居るかもしれませんが、普段の何気ない会話、言葉のやり取りに私は心のメンターの見つけ方は有ると思います。

普段、自分が話す言葉に対して、何気なく聞いていたり、さらりとかわすような相槌、返事の仕方であったりする人。
こういうひとは、話は聞いてはくれているけど、自分に寄り添うどころか、ちょっとした興味本位で話を聞いている人であって、自分が心から信頼できると言えるでしょうか。
こういう人は、興味本位で話を聞いていますから、周りの人に自分の感情を入れながらシェアしていきます。
それが話のネタになるからです。

人の話をシェアするというのは、それだけ安心が有りません。

では、本当に自分にとって、安心できる人というのは、どういう人でしょうか。

自分の話を本当にうんうんと言って相槌を打ちながら、目を見て、親身に話を聞く姿勢を取ってくれる人。
あなたのことを理解しようと、懸命に話を聞いてくれる人。
あなた自身をしっかりと受け止めて、話をしてくれる人。
いつもどんなときも、あなたを応援してくれる人。

こういう人こそ、私はあなたが心から安心出来る人だと思います。
逆に言えば、こういう人は中々居るものではありません。

だからこそ、普段のコミュニケーションが大切であり、その中で自分自身で見極めていくことです。
この人と話していたら安心する。
心から信頼できる。

そういう人を多い人数でなくても良い。
たった1人でも良いので作ってください。

その自分のメンターがたった1人でも居るだけで、あなたは心強く、自分らしく顔晴ることが出来るのです。

本当に自分が心から信頼できるメンター。
メンターを見つけて、自分の心の内を話せるようにしてみませんか?

京都カウンセリングスペース T’s room
こころカウンセラー
森山太陽

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