カウンセリングを受けることは恥ずかしいことですか?

皆さん、こんにちは。
京都カウンセリングスペース T’s roomのこころカウンセラー、森山太陽です。

私のこころカウンセリングを受けられるクライアントさまが最初に言われることの中に、『カウンセリングを受けるということは恥ずかしいことではないですか?』と聞かれることが有ります。

カウンセリングを受けることで、自分だけではなく、周りに何か特別な目で見られるのではないか。
自分は心の病気だと、周りから指を指されるような思いをするのではないか。

こういうお気持ちになることが有るようです。

このお声に対して、こころカウンセラーの考えをブログに書いてみたいと思います。

カウンセリングを受けるということの意味とは?

カウンセリングを受けるというのは、実はまだまだ世の中に本当の正しい認識がされていないところが有ります。
その正しい認識がされていないがために誤解をされてしまう。
偏見とまではいかなくても、普通に見てもらえない・・・というのが今の現状であります。

私自身がカウンセリングを受けたときがまさしくそれでした。

カウンセリングを受ける=あの人は心の病気で、どこかおかしくなってしまっているのではないか?と私自身には直接は言われないけれども、そうして距離を置かれることが有りましたし、私自身も周りからどんな目で見られるだろうか?と、恥ずかしい気持ちになっていたのが事実です。

もし、カウンセリングを受けなくて良いのならば当然受けたくはないですというのが本音でしょう。

ただ、そのときの気持ちではなく、これから先を考えたときに、今ここでカウンセリングを受けて相談しないと、益々自分が苦しくなるし、辛くなると感じるから、カウンセリングを受けられるのだと思います。

だからこそ周りにも、クライアントさまご自身にも、正しい認識を持って頂く、理解をして頂くことが大切だと思います。
その正しい認識、理解が、クライアントさまを活かすことになります。

こころカウンセラーが考えるカウンセリング

では、こころカウンセラーが考えるカウンセリングとはどういうものか?

カウンセリングというのは、『本来の自分らしさを取り戻す場所』であるということ。

カウンセリングは、今までの自分とは180度生まれ変わって、新しい自分にならないといけないし、考え方も変えないといけないのではないかと思われているのではないでしょうか。

私も実は、こころカウンセラーになる前はそう思っていました。

カウンセリングというのは特別な医療行為で、結局最後は自分自身が変わらないと何にも解決しないのだと考えていました。

 

しかし、そうして自分自身を生まれ変わらせるということは、結局これから先長く生きていく中で、大変苦しいし、本当の自分として生きれていないということ。
一瞬生まれ変わっても、どこかで無理をする自分、周りに新しく生まれ変わった自分で、良く見せようと必死になる自分が出てくる。

長く自分自身を生きてきて、今更新しい自分自身に生まれ変わらせることなんて、やっぱりどこかで苦しくなる。

 

結局、カウンセリングを受ける前とはまた違う新たな苦しみ、辛さを持たなければいけないのだというお声も頂きました。

だったら一番何が、カウンセリングを受けるメリットであり、ゴールなのだろうと考えたときに、生まれ変わった自分になるのではなく、『本来の自分らしさを取り戻す』カウンセリングを目指していこうという結果になりました。

人は生まれながらにして多くの長所、自分の個性を持って生まれてきています。
1人1人の考え方も違えば、好きなことも違いますし、やりたいことも違います。
必ず全員が全員同じ考え方も好きなこと、やりたいことも違います。

人が一番長く、何よりも安心して生きられるのは、無理がない、本来の自分らしい自分であること。

自分がしたいこと、やってみたいこと、考えていることなど、自分の心のメッセージをそのまま受け止めて、その心のままに、先ずは自分が自分を安心させてあげられていること。

周りの評価に惑わされず、自分が自分の人生のど真ん中を堂々と上を向いて生きていけること。

これが本来の自分らしさだと思うのです。

 

 

その自分らしさを見失っているから、心の病と言われるものがあなたを苦しめて、生きづらさを与えているのだとしたら?
結局、その心の病と言われるものは本当の病気ではなく、あなたに何かを教えてくれているメッセージなのです。

心の病気は決して薬なんかで完全に治るものではないと私は思っています。
一時の気休めとして薬を使うだけで、根本から変えていかないと何も変わらないのです。

その根本を変えるというのは、結局は自分が本来の自分らしい自分になるということ。
自分の心に嘘をつかない自分になるということ。

その本来の自分らしさを取り戻すために、カウンセリングは存在し、カウンセラーはクライアントさまに寄り添うのです。

京都カウンセリングスペース T’s room
こころカウンセラー
森山太陽

関連記事一覧

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP