周りの人のために何か善いことをするのは素晴らしいこと。
ただ、肝心なのはその後・・・。
それは、善いことをしても、決して恩に着せないことです。
○助けたのは自分だ!
○あの人が大変なときに自分は代わりにこうしてやった!
自分が善いことをしたからとて、相手からお礼や反応が無いと、不満を積み重なると、その不満がいつか爆発するかのように、怒りに変わってしまいます。
怒りというのは自分の内側から起こるのですが、相手が自分の考えている通りにならない場合になります。
そうして、いつの間にか相手を支配してしまう気持ちが生まれる。
だから、相手が自分が考えている通りにしなければ、腹が立って、相手にぶつけてしまうのです。
怒りをぶつけるから、相手の気持ちに逆らうこととなり、そこで喧嘩が起こってしまうのです。
善いことをしても、その怒り一つで全てが台無しになって、無くなってしまうことにもなりかねません。
相手に善いことをしてあげることは、非常に素晴らしいことです。
でも、それはそれまで。
した後は、さらりと忘れてしまうこと。
例え相手から反応が無くても、大きな心で流してしまうことです。
例えお礼を言われなくても、評価されなくても、心を動揺させないこと。
見てくれている人は、きちんとあなたを評価してくれています。
こころカウンセラー
森山太陽
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